ヘルプデスクはIT職の中で未経験からでも転職しやすくおすすめです。
ヘルプデスクの仕事内容
ヘルプデスクの仕事内容は、大手の転職サイトなどが詳しく説明しているのでここでは簡単に説明します。
主に企業の情報システム部部署で、社員PCのメンテナンスしたり、セットアップしたり、保管している在庫PCやPC関連の備品を管理したり、
PCのありとあらゆる問い合わせに対応する仕事です。
【社内ヘルプデスクと社内SEの違い】
社内ヘルプデスク:社内システムや社内インフラの問い合わせ対応
社内SE:社内システムや社内インフラの構築から運用保守までを担当
ヘルプデスクは未経験でも求人はあるか?
とはいえ、IT系の転職経験が無いと、どんな募集があるかもよくわからないと思います。
未経験でも大丈夫そうな求人をピックアップしました。
未経験OKのヘルプデスク(リクルートITスタッフィング求人例)
リクルートITスタッフィングの求人で未経験可の求人をみてみるとこういう案件がありました。業務内容と実際の求人の画像を載せてます。
【IT業界未経験OK!社内ヘルプデスク業務】
- Office製品を使用した業務経験ある方、募集
- IT業界の就業経験ある方、歓迎
- 周りの方にサポートして頂ける環境です
この求人例の場合、
「未経験でもチャレンジ可能」と記載があります。
また「周りのサポートがある」「OJTはしっかりと行える」と経験が浅くてもサポートがあるってことをアピールしてありますね。
OJTとは?:仕事をしながら職場の先輩にその仕事を教えてもらうこと。
求める人物像もOffice製品の(Word,Excel,Powerpoint,,,)使用経験があれば大丈夫そうです。
未経験OKのヘルプデスク(パーソルテクノロジースタッフ求人例)
パーソルテクノロジースタッフの求人で未経験可の求人をみてみるとこういう案件がありました。業務内容と実際の求人の画像を載せてます。
【未経験可】ブライダル企業での社内ヘルプデスク
◆業務未経験からのチャレンジもOK!
[サポート対象]社員55名
[サポート内容]
・メールアカウント発行
・PCセットアップ(入退社、異動に伴うもの)
・Office365管理、運用
・Workplaceでの質問受付(勤怠管理/顧客管理システム等の質問を受けることも)
[対応方法]Workplace(9割)、電話(1割)
[対応件数]1日3件~5件
[エスカレ先]指揮命令者
この求人例は、
業務未経験でもチャレンジOKということなので未経験OKですね。
また、Workplace(企業版のFacebook)からの問い合わせを受ける業務メインのようなので、初めは先輩などに聞いての対応となると想像できます。
ヘルプデスクの場合、1年以上同じ職場で実務経験を積めば別の会社に転職する際、収入UPして働くことができます。
経験があると時給2000円くらいになります。
IT業界は常に人材不足なので、転職するなら、資格など不要です、未経験でも全く問題ありません。
【実体験】私がヘルプデスクになった経緯
ヘルプデスクの仕事を選んだきっかけ
前職はIT事務でした。事務系の仕事だと、派遣の仕事では時給1600円程度。
事務職ではこれ以上時給をあげることは難しいと感じていました。
IT事務の経験を経て、少しはITの知識がついたので、ヘルプデスクなら次のステップになりそうと思いました。
どんな会社だったか
人材サービス企業の、情報システム部。社内のネットワークなどを構築する部署。
部内には、社内SE,エンジニア、ヘルプデスク担当と分かれていて、10名程度の部署でした。
時給1700円
経験が浅くてもOKの募集でした。
メインで担当する正社員(30代男性)のサポート役を募集していました。
職場環境
駅から5分のテナントビルの1フロアー。
ビル内にカフェやコンビニありました。
自席でノートPCを使用して仕事するスタイル。
自席でお弁当OK。冷蔵庫、レンジありで、環境は良い方だと思います。
具体的な仕事内容
- 入社退社する人のアカウント管理(office365、ActiveDirectryなど)権限を付与や削除。
- PCキッティング(手順書あり)
- PC準備、故障対応、OS入れ替え
- 不具合チェック、ハード面ソフト面での不具合
- たまにoffice製品の使い方の問い合わせ
- ネットワーク障害の一時対応。
- PC周り備品管理
- システムの使い方など、手順書作成。
わからないことはググって学ぶことも多かったです。
ヘルプデスクになるメリット
他業界からの経験が評価されやすい
未経験から転職する場合、ヘルプデスクの経験はもちろんありません。
それでもヘルプデスクの仕事で求められることは色々あって、
特に求められるのはコミュニケーションスキルだと思います。
今まで、接客業、サービス業などの経験があったり人と接してきた経験が活かせます。
スキルアップしやすい
ヘルプデスクでの仕事を極めるのも良いと思います。
が、そこから徐々にエンジニア職にステップアップするのもおすすめです。
なぜなら、ヘルプデスクから別の職種にキャリアチェンジした方が収入は上がるからです。
ヘルプデスクから転職しやすい職種は、インフラエンジニアやサーバーエンジニア、社内SEが関連しています。
ヘルプデスクは社内SEと兼任している企業も多いです。
次の派遣先でサーバやネットワーク業務に携われるようなところ派遣先を紹介してもらいましょう。サーバやネットワークについては↓に紹介した本が読みやすかったです。
サーバーやネットワークエンジニアに進むとより専門職になるので時給も2500円からとなります。
サーバーエンジニアとネットワークエンジニア
サーバーエンジニアとネットワークエンジニア(geekjob.jp)
サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアは、サーバーの運用業務全般を担当します。クライアントの目的に応じてサーバーを選定し、システム運用に適したOSやソフトウェアのインストールなども行います。
しかし、近年ではクラウドサービスの発展により、自社で物理サーバーを持つ必要がなくなってきました。
そのため、サーバーエンジニアとして生き残るためには、クラウドに関する知識やスキルも必須事項になりつつあります。物理サーバー構築や運用スキルはもちろんですが、クラウドを学び仮想環境でサーバー構築できるスキルの習得も大切です。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ルーターやスイッチなどの機器を接続し、データの送受信を適切に行えるよう基盤を構築していく業務を担当しています。
単純にインターネットに繋ぐだけではなく、どのような通り道を構築すれば最も効率よく、最も事故を少なく出来るかを考え、システム運用に最適なネットワークを構築するためにケーブルや外部機器などの設定もネットワークエンジニアが行います。
各機器の種類や数、どんな回線を使用してネットワークを構築するかなどを設計し、クライアントの要望に見合った基盤構築をするのが特徴です。
直接感謝されるのでやりがいがある。
IT職は裏方の仕事が多いです。仕事内容によってはモチベーションがキープしにくいことも。
ヘルプデスクは直接ユーザーの反応が見えて感謝されたり、頼りにされたりすることが多いので、やりがいがキープされやすいです。
ヘルプデスクに転職するための方法
一番必要なのはコミュニケーションスキルだと言って間違い無いですね。
コミュニケーションスキルの他にあれば良いと思ったスキルをピックアップしました。
ヘルプデスクであれば良いスキル
- 誰に対してもわかりやすく説明できる能力
- ヒアリング力
- サポートする対象システム、OSの知識
- ネットワーク関連の知識
- ブラウザの設定など
必要な資格
ヘルプデスクに必要な資格は特にありません。
他の転職サイトによっては、ITパスポートや基本情報技術者試験があった方が良いと書いてあるところもあります。
が、その資格があったからといってものすごく有利になることはないので、無理して試験勉強する必要はないです。
スムーズに転職するための準備
ヘルプデスクをやってみたいと思ったら、
登録している派遣会社のコーディネーターに「ヘルプデスクの仕事を希望している」
と伝えましょう。
その時に伝えたいのは、
- 未経験でも新しいことを覚えるのは苦でないこと。
- 人のサポートをすることが好きであること。
など自分の今までのスキルでヘルプデスクに使えそうなスキルをアピールしてみましょう。
まとめ
ヘルプデスクは各企業、各システムごとに必ずあるポジションなので、求人数は多いです。
私は一度ヘルプデスクの仕事をしてから、ヘルプデスク経験者になったので、やたらヘルプデスクの仕事紹介が来るようになりました。
また、私の後に入った45歳男性もいたので、年齢層も幅広いです。
IT業界は常に人不足なので、異業種からでも無理なく転職できる職種です。
興味があったら数ヶ月でも挑戦してみることをお勧めします。
ヘルプデスクの求人が多いのは
エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」
求人数も多く、交通費も支給される派遣会社なので未経験の仕事でも挑戦しやすいですよ。